専門家/トレーニー

骨格の違いによるフォームの違いを考察

ロニ子
海外のパワーリフターの真似をしようと思うけど思ったようにいかないのなんで?
ヒデちゃん
指導されたように身体を動かせないけどやっぱり努力が足りないのかな?

 

そんなお悩みを解決します。

本記事の内容

・スクワットにおける大腿と胴体の長さの違い

・スクワットにおける下腿と大腿の長さの違い

・デッドリフトにおける腕の長さの違い

・デッドリフトにおける大腿と胴体の長さの違い

・デッドリフトにおける胴体と脚の長さの違いにおける股関節の位置の違い

 

今回は骨格の違いがフォームの違いに及ぼす影響を解説します!

 

代表的なケースや対比をしながら視覚的に確認することで自分に合ったフォームを形成するための参考にしてみて下さい!

 

この記事は約5分で読めます!

 

記事の信頼性

ユウスケ 理学療法士

理学療法士として臨床経験14年目/運動や姿勢と身体の痛みが専門でMSI(MovementSystemImpairmentSyndromes)コンセプトと出会い4度渡米/Twitter(ユウスケ  | 筋トレ怪我ケガゼロプロジェクト)にてフォロワー約13000人/臨床業務とともに現在もMSIコンセプトの講師やアシスタント、各種イベントに精力的に参加している。

 

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スクワットにおける大腿骨と胴体の長さの違い

スクワット、骨格の違い、フォーム

 

まずスクワットにおける大腿骨の長さの違いを見てみましょう!

 

2名の身長は同じです、違いは大腿骨と胴体の長さです。

 

Bは胴体が短く、大腿が長く設定されています。スクワットをする際はバーの担ぐ位置はAとBともに同じであると設定しています。しゃがむ深さはパラレルです。

 

Bのモデルは実際にしゃがみ込む姿勢を見た時に、大腿骨が長い分、胴体がAに比べるとより前傾しているのが分かります。

 

股関節のモーメントアームを見てみると、Bの方がより長いことが分かります。

 

モーメントアームは長ければ長いほど股関節伸展の力が沢山必要になることを意味します。

 

そしてBの方が股関節がより屈曲していることが分かります。

 

Bのような方で股関節屈曲の可動性が不足している方は、代償的に腰椎が屈曲したり、重心が後方へ流れやすくなる可能性があります。

 

スクワットにおける下腿と大腿の長さの違い

スクワット、骨格の違い、フォーム

 

次は身長と脚の長さは同じ、大腿と下腿の長さの比が違うパターンです。

 

これについては、大腿が長いBの方がより体幹前傾が強く起こっているのが分かります。

 

脚の長さが同じでもやはり大腿が長いということは、それほど股関節の位置は後方になるので、結果体幹をより前傾しないと重心位置をミッドフットに保てないということになります。

 

実際にはなかなかこのケースは少ないかもしれません、参考までに!

 

デッドリフトにおける腕の長さの違い

 

骨格の違い、フォーム、デッドリフト

 

次はデッドリフトにおける腕の長さの違いです。

 

身長は同じで、腕の長さだけが違います、バーベルの重心線はミッドフットが基準となります。

 

Aは腕の長さが標準で、Bはより腕が長い設定です。

 

見てもわかるように腕が長いと身体の位置が上方へ上がるため膝関節と股関節の屈曲角度が浅くなります。

 

そして股関節にかかるモーメントアームがBの方が短くなるのが理解できます。

 

デッドリフトでは、腕の長さが長いほど挙上には有利にはなります。

 

この腕の長さには2つの意味があります、

 

・腕の長さ(本当の腕の長さ)

・リーチ(肩甲骨の位置と腕の長さ)

 

デッドリフト、骨格の違い、腕の長さ

 

スタートポジションでは、脊柱を伸展しますが肩甲骨を寄せ過ぎると、腕のリーチが短くなるので注意が必要です。

 

同じ人物でも、肩甲骨の位置によりリーチが変わりリーチが変わるとフォーム全体が変わります。

 

デッドリフトにおける大腿と胴体の長さの違い

デッドリフト、骨格の違い、フォーム

 

次は身長が同じで大腿骨と胴体の長さの違いです。

 

AよりもBが大腿が長く胴体が短くなっています。

 

スタートポジションでは、大腿が長いBの股関節の位置は高く、胴体が前傾しているのが分かります。

 

そして胴体が前傾している分、Bの方が肩関節がバーベルよりも前側にあります。

 

肩関節がバーベルの軌道よりも前にあるということは、バーベルの軌道をミッドフットに維持するための肩関節伸展筋(広背筋)の機能がAよりも必要ということなります。

 

デッドリフトにおける胴体と脚の長さの違いにおける股関節の位置の違い

デッドリフト、骨格の違い、フォームの違い

 

最後に先程の違いを左から

 

・胴体 長い 脚 短い

・標準

・胴体 短い 脚 長い

 

の順に比較しました。

 

こうみると、デッドリフトの場合は大腿の長さが長くなればなるほど股関節の位置がより上方化し、体幹がより地面と並行になっていることが理解できます。

 

同じデッドリフトでも、体型によりこれほどフォームが違ってくるということは、指導する側もされる側も骨格構造や体型をしっかり把握しないといけないことが理解できます。

 

正しいフォームとは、【一般的に言われるフォーム+自分の骨格に合ったフォーム+運動の目的】を上手く掛け合わせることが大切かもしれませんね!

 

最後に…

 

私が専門とするMSIの著者であるサーマン先生も、身体の構造を尊重してあげることが大切だと言っていました。

 

「あなたの体はこうだから、これは出来ない」と伝えるのではなく「あなたの体を尊重してあげて、こういうフォームはどうですか?」と提案し寄り添える専門家になりたいと私も常日頃思っています。

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